粉瘤というのは、体のいろいろな場所に発生するイボのようなしこりのことです。
皮膚の病気の一種であり、放置しておくと重症化することもあるので注意が必要です。
また、開口部と呼ばれる小さな黒い点があるため、ニキビと見分ける時のポイントになります。
ニキビは皮脂が毛穴に詰まり、肌が炎症を起こした状態です。
ホルモンバランスの乱れなどが原因になると言われています。
ニキビの大きさは数mm程度ですが、粉瘤は数cm~10cm程度の大きさになることもあります。
どんどん大きくなってきたら早めに治療を受ける必要があります。
ちなみに、この2つの症状は治療方法も違うことを知っておきましょう。
粉瘤は感染していなければ特に症状などはありません。
その場合は放置しても良いのですが、ある程度大きくなったら感染のリスクがあります。
そのため手術で治療してしまった方が良いでしょう。
ニキビ治療は塗り薬を使用する方法が一般的です。
炎症が強い場合は抗生物質の内服薬を使用しますが、体質を改善するために漢方薬を使うこともあります。
ニキビの症状が悪化するとニキビ治療にも時間がかかってしまいます。
ニキビ跡も残りやすくなるため、ニキビ治療は早い段階で始めた方が良いでしょう。
季節の変わり目になるとニキビができやすいと感じている人もいるでしょう。
春先や秋口などは気温や湿度、紫外線の量などが大きく変化する時期であり、
知らない間に肌も影響を受けてしまうことがあります。
ちなみに、花粉が直接ニキビを引き起こすことはありません。
しかし、季節の変わり目になると肌は乾燥しやすくなりますし、角層の水分と油分のバランスが乱れた状態となります。
また、乾燥によって肌表面に古い角質が残ったままになるため、毛穴が詰まりやすくなりますし、
ニキビの原因になってしまうことがあります。
花粉の季節のニキビ治療ではまず、肌に潤いを与えて乾燥を防ぐことがポイントです。
ニキビ治療の際には優しく洗顔し、肌表面に汚れや古い角質をきちんと落とすようにしましょう。
その上で低刺激のスキンケア化粧品を使用し、水分と油分をバランスよく補うようにしていきます。
ニキビ治療の際には普段の生活習慣を見直すこともポイントです。
肌の再生は睡眠中に活発に行われるため、十分な睡眠を取るように心がけましょう。
また、肌の材料となるタンパク質やビタミン、ミネラルなどをバランスよく摂取することも大切です。
甘いものや脂っこい食べ物は控えるようにしましょう。