出来てしまったニキビをつい触ってしまって、ニキビ跡になってしまった
という人もいます。
ニキビ跡には、時間は経過していくと、自然に改善されていくものと
ずっと残ってしまうものがあるといいます。
もしも赤い炎症が治まってきて、自分の肌色と同じになったのにダメージは残ったまま
というときは、傷跡が完成してしまった状態であると考えることができます。
美容皮膚科などでは、この場合、レーザーや光などによる治療を行われるようになります。
美容皮膚科では、レーザーや光治療の種類は大きくわけると3つのタイプになるのですが、
肌の表面を削る蒸散タイプ、肌の表面を削らない光治療、フラクショナルタイプがあります。
赤みやシミになってしまった色素沈着タイプのニキビ跡に有効なのは
蒸散しないタイプの治療で、深いクレーターや凹凸のあるニキビ跡に有効なのは
蒸散タイプやフラクショナルタイプの治療です。
それぞれの跡にあった治療方法があるので、きちんと医師に相談してみることが大切です。
皮膚むしり症という精神疾患があります。
こちらは名前だけで判断すると皮膚科の病気のように感じてしまいますが、れっきとした精神疾患で、
精神的な病気かどうかを判断する際に利用されるアメリカ精神医学会にも、強迫性障害の関連障害と記載されています。
皮膚むしり症の原因はあまりにもストレスがないことをストレスに感じ、その上で皮膚をむしらない訳にはいかないと
いう強迫観念から引き起こされます。顔や手をむしってしまう事が多く、出血してしまうまでむしってしまうことも
よくあります。皮膚を強くかんだり、引っ張ってしまう場合もかなりあります。
こちらの病気の治療は認知行動療法などの心理療法や、抗不安薬等の薬物療法がメインです。
最近の薬剤はかなり効き目がよく、1日1錠夕食後や寝る前になどに指示通りに服用したら大丈夫です。
その上で認知行動療法やどの心理療法で偏った考え方を矯正していくようになります。
皮膚むしり症もひどくなるとむしりすぎて、他の皮膚科の病気を併発してしまう時がありますので、その際には
皮膚科のドクターと連携して治療していくことになります。
うつ病等の他の精神的な疾患同様に焦って地理を行わない事が非常に大切です。