ニキビ跡治療のためには肌の再生を促すようにする事が効果的で、
乱れた肌のターンオーバーを整える事が有効となります。
そのためにはスキンケアの基礎となる洗顔を正しく行うことが重要となります。
まず、手を清潔に洗い、顔をぬるま湯で洗い軽く汚れを洗い落とします。
ぬるま湯で洗うことにより毛穴を開かせ汚れを取りやすくする効果もあります。
洗顔料をぬれた手のひらに取り、きめ細かくよく泡立てます。
その泡を顔のTゾーンに乗せていき、内側から外側に向かって爪を立てて
肌を傷つける事が無いように指の腹を泡に乗せてくるくると回すように優しく洗っていきます。
洗い終わったら、ぬるま湯を顔にパシャパシャとかけるようにして手でこすらないようにすすぎます。
髪の毛の生え際やあごなどに洗顔料が残らないように十分にすすぎましょう。
洗い過ぎは必要な皮脂まで洗い落してしまい、肌のバリア機能を壊して
ニキビ跡治療には逆効果となってしまうので注意しましょう。
自宅でもできる手軽なニキビ跡治療として人気を集めているのが、ハイドロキノンクリームでの治療です。
ハイドロキノンとは美白作用のある薬品のことで、肌を黒化させる原因である
メラニン色素ができるのを抑制し、またすでに生成されたメラニンを薄くして
排出させるという作用があります。
その美白効果は美白成分として名高いアルブチンの100倍とも言われ、肌の漂白剤と称され
アメリカなどでは古くからシミ治療やニキビ跡治療に使われてきた歴史があります。
ハイドロキノンクリームは低濃度のものであればドラッグストアなどでも手に入りますが、
高濃度のものは美容皮膚科などで医師の処方によって手に入れることができます。
すぐに効果が現れるものではありませんが、黒っぽく沈着してしまったニキビ跡でも
一定期間使用を続けることで徐々に薄くなっていきます。
トレチノインという肌の新陳代謝を促進させる薬品を併用することで
さらに効果が高まりますので、同時に使用することもおすすめです。