にきびは顔に出来ることが多い皮膚の病気ですが、人によっては
背中に出来てしまう人もいます。
皮脂が多く分泌する場所に出来やすいので、汗かきのタイプの方に出来やすいです。
もし背中にきびが出来てしまった時には、手で触ったり掻いたりすることは止めておきましょう。
気になっていじりたくなってしまっても、そこはぐっと我慢した方が良いです。
背中にきびは、触らないほうが早く治ります。
そもそも炎症ができている部分は、刺激を与えると悪化します。
背中にきびを触るのは、薬をつけるときだけにしましょう。
皮膚科でもらえる治療薬には、抗真菌剤、抗生物質、レチノイド製剤があります。
この中で一番治療効果が高いのは、抗真菌剤です。
背中にきびには顔のにきびと違い、アクネ菌ではなくマラセチアという
カビの一種が原因で生じます。
なので、抗生物質で殺菌するよりも、カビを殺す抗真菌剤が有効なのです。
ちなみに、レチノイド製剤は角質を柔らかくすることで、にきび自体の発生を防ぐ薬です。
薬をつけるときにも、できるだけ患部を刺激しないように清潔な綿棒などで塗布します。
もしくは、手をしっかり洗ってから手で塗っても良いです。
それ以外のときには、背中にきびはできるだけ触らないのが鉄則です。
手は一見綺麗に見えても、様々な細菌が付いているものです。
にきびは肌に傷が出来ていることと同じことなので、その部分に
細菌が入りこむことで更に悪化してしまいます。
そのため、背中にきびが出来た時には、なるべく触ることのないようにして
皮膚科に行きましょう。薬を処方されますが、手で届かない部分には
家族の方に協力してもらうことが大事です。
小さなにきびなら、背中にニキビ跡が残ることはないので、早めに皮膚科に受診しましょう。
服によっては痒くなったり、刺激になってしまうことがありますので、
なるべくオーガニックの服を着るようにすることが肌を守ります。
にきびが出来ても触らないことが大事です。
就寝時は横向きで寝るなどして対策しましょう。